fc2ブログ

流れるよう

 さっきまで雨が降っていた夜。
車のライトが、路面に反射している様がきれいだなと思って写真におさめた。青山通りと表参道の交差点。
光が溶けて流れているようだった。
いつか描きたいと思っていて、今回描いてみた。
なかなかにしんどかった、という記憶が残っている。

溶ける光

今回の「Black & White」の自分の決め事は、光と影を描くということにして挑みました。
白黒で描くとなった時に、わりと早めに思いつくお題だな、ベタだなと思いました。現にこの展示に参加した、1年目と2年目のテーマはそうだったからです。
その後2回はちょっと違うことがしたくて逸脱しましたが、今回はしっかりしたものを描きたくて戻ってきました。
うまいこといったかは皆さまの判断に委ねるところであります。
来年はできるかどうかわかりませんが、なんとかしたいなと思っています。

終いに
3月にやった展示の作品の紹介を、5月も終わろうかという今までやっているのはさすがに遅いと思う。
もっとスピーディーに動きたいと、ずっと言っているが未だに変わらない。
自分を律しながら生きるのはなかなか難しいのだろうか。
ひとに尻を叩かれないと。

あのストリート

 今はもうそんなに用事がないので行かないが、つい数ヶ月前までは出勤する為に歩いていた道の風景。
国内屈指のスタイリッシュな通りで、店も多いが人はもっと多い。老若男女、日本国内に限らず外国からも何かを求めて集まる通り。
具体的に何を求めてるのかはわからないけど、用もないのに行きたくなる気持ちは少しわかる気もする。
なぜなら、やはり日常とは違う雰囲気が溢れている通りだから。
そこらに住んでいる人にとっては、それが日常なのでなんとも思わないのかもしれないが。

特に自分が好んでいたのは、季節ごとにころころ変わるショーウィンドウ。
写真に収めたりしていたが、何の為にかということはなく、しかし見返すとなんか面白いので消さずにとってある。
下の絵はそんな流れから撮った、動画から抽出したもの。
看板のモデルさんは静止画ではなく、実際は歩いてる動画で歩きながら衣装がぽんぽん変わっていくという内容。
その一コマを絵にしたらどうなるんだ?という興味で描いてみた。


ある道の風景

今改めて見返すと、もう一歩踏み込んだアプローチが欲しいなぁと思った。
まぁ毎回そういう気持ちは湧いてしまうんだけど。
ショーウィンドウはやはり面白いので、また機会があれば描いてみたい気もするが
ファッション関係は、資料がすぐ古くなってしまう気がする。

別にいいかという気もする。

プロフィール

うえのゆきお

Author:うえのゆきお
 上野幸男
フリーランスイラストレーター
1975年福島県会津若松市生まれ
イラストレーション青山塾10,11期修了
埼玉県在住


Website:https://www.uenoyukio.com
連絡先:0143mugio@gmail.com

Copyright「C」Yukio Ueno. All Right Reserved.

アルバム

検索フォーム

QRコード

QR