2018/04/11
スパーク
基本的に、雨の日に外に出るのは好きではない。傘を持つことで片手の自由が奪われることによって、いろいろと不具合が起こる気がする。
なにかするにつけスムーズさを欠くので、体がごわごわするような、まとわりつくような不快な感じが常にある。
あと視界も悪くなる。人が多いところだとすれ違うのも気を使う。資料となる写真を撮るのもめんどくささが増す。
などなど、言い出したらいろいろ出てくる。
そんなわけで、雨の日の景色を絵に描くことは少ない。
しかしながら、雨の日じゃないと遭遇できない景色とか現象はもちろんあって、それに気がついて惹かれれば描きたくなる。
この絵は、上で述べたネガティブな気持ちを吹き飛ばした景色。

夜、ビニール傘越しに見た街灯の光。
宇宙っぽいな、スペイシーだな、と小学生みたいな感想しか浮かばなかったが、これを絵にしたらどうなるか?という好奇心も同時に湧いてきて出来上がった作品。
破裂した星が光る欠片を撒き散らしてるような。