2017/12/30
流れる
ああ、もう終わりますね。今年、2017年。毎年のことながら、この時期というのは独特な雰囲気がありますね。どこにいっても混んでいる。
新しい年をきちっと迎えたいから、いろいろ準備が必要で買い物に右往左往することになる。
我が家も例に漏れず、昨日年越しと正月の為の買い出しを行うた。最寄駅近くにあるスーパーに行った。
普段からわりと混みがちな店が、昨日はさらに混んでいた。
人混みをすり抜けながらの買い物は容易ではなかったが、なんとか必要なものを買い揃えて奥さんと二人、両手に荷物を持って帰路に。
これこそ年末であろうと思った。
帰路の途中のあるカフェのテラス席で、ようやく歩けるようになったぐらいの子供を遊ばせながらpizzaとbeerを楽しんでいる若夫婦があった。
優雅だな。余裕だな。と思った。
さっきまでのスーパー店内の光景とのギャップに、脳がついていけない感じがしたがそんなものは人それぞれであろう。
それもまたひとつの年末。
先日お伝えしたとおり、自分が働いていたお店が無事滞りなく閉店した。
過ぎてしまえばなんとあっけないことか。一切は過ぎて往きます。
抗えぬことなので受け入れるしかないし、どうにもならないことに殊更に寂しいとかの感情を抱きたくもなかったので、努めて淡々とすることにしていた。
しかし、閉店の前日の夜。勤務中の自分がたまたま店外に出た時、常連のお客さん二人組にばったり会った。
二人が仰るには、先刻買い物に来て惣菜を買って帰り、それを肴に今まで二人で飲んでいた。やっぱりこれだよねー、と惜しみながら。との事。
そう言われた自分は言葉が出なかった。そんなにこの店のことを思っていてくれていたのか、と心から驚き嬉しく思った。
なにか言わなければ、とようやくありがとうございますと言った。もっと気の利いた言葉は出なかった。
そんなことも飲み込んで時間は過ぎて変化していく。
来年はどんな年になるのだろうか。
ひとつでも多く良い事がありますように。
皆様も良いお年を
