2017/08/15
その執念がキモがられる場合もある
長いことぶん投げたまんまでしたこのブログ。辞めたわけではない。
なんというか、今年は様々なことがうまいこと回らない感じがしている。
そんな大層なことはないのだが、小さい、細々とした事象がうまく回らず結果全体がうまく回らない、
みたいな。
そんなわけなので、なんとなく晴れ晴れとした気持ちになれないで日々を過ごしています。
よくない。
最近読んだ本、と言っても漫画なんだが本には変わらない、がとても良かった。
望月ミネタロウ先生の「ちいさこべえ」という作品なのだが、初版が2013年から2015年ということなのでだいぶ後追いということになる。
迂闊だった。全然知らなかった。
「お茶の間」を読んで以来ファンのつもりでいたのだがスルーしていた。
情報を得て以来、最寄りの書店で探したが売っていない。自分が間抜けで見つけられないのかと思い、店員さんに助けを求めるもやはり無い。注文すれば良い、と促されたがそれはなんとなく面倒な気がして遠慮した。仕方ないので中古を扱っている店まで範囲を広げて探したら、あっけなく1巻から3巻まで見つかった。
最終巻の4巻だけが無く、二駅ほど離れたところにある、名の知れた漫画に特化した古本屋で探したが無かった。
諦めてネットで買おうかと思って、駅に向かって歩いていたら無闇に大きい書店があった。
ダメで元々、いわゆるダメ元の気持ちで入店、コミックは二階ということなのでエスカレーターで二階に上がった。
広い。どのくらい広いかというとそれはちょっとうまいこと言い表せないが、あほのように広い、そのわりに人がいないコミック売り場の本棚を、全部探してたらきりがないので当てをつけて探す。
すると4巻だけあったので迷わずレジに行き、あまり太陽の光を浴びずに生活してそうなか細い声の店員さんにお金を払って購入した。
やっと。
文にすると数秒で済む話だが、実際に探した身からしたらやっとって感じ。
インターネットに慣れ親しんだ人々ならば、そんな探し回らなくてもAmazonで買えばイージャンと言うと思う。
しかし自分は、買い物はできればお店で現金で買いたいと思っている古いタイプの性質なので、Amazon等のネット通販のほうがめんどくさく感じてしまう。
探している最中、本が売れ無いとよく聞くが買いたい本が売っていないのでは買いたくても買えないじゃないか、と思ったり、しかし本屋さんサイドも長期在庫になる確率が高い商品をそうそう置いておけぬか、とか本屋さんの商品発注の流れとかってどういう感じなんだろう?とかいらんこと考えたりした。
で、どんな作品かというと、ネットで検索すればだいたいわかると思うので、自分が言うまでもないので言いません。
「どんなに時代が変わっても人に大切なものは、人情と意地だぜ」
という作中の言葉がつよく染みました。
