2015/10/27
そういえば落胆してた
前回「夏を振り返る」などとのんきなことを言っていたが、遠方では雪が降った話でますます季節外れも甚だしい感じになってきた。当初の目論見では、もっとさくさく記事を更新するつもりだったが結局この体たらく。
で、いつもの言い訳が続くのもつまらないし、聞かされる方もうんざりでしょう。なので言わないことにする。
さて
今年の夏は毎年行われているあのコンペに参加?出品?した。
あのコンペとは、簡単に申し上げると、本を読んでその本の表紙の絵を自分なりに描いて提出。参加者の中から優秀な作品を審査員の方たちが選ぶ、というコンペです。
過去に何度か出していたが、自分の未熟さに嫌気がさしてここ数年はずっと見送っていた。スルーしていた。
近年は本絡みの創作もあり、実際に本のお仕事を頂戴するという大変ありがたい僥倖にも恵まれたので、幾らか表現力が上がったんではなかろうかと思い挑戦をしてみた。
結果は全然ダメでした。
どのぐらいダメだったかは審査された方々にお聞きしないことには定かにはわかりませんが、審査結果の何次選考にも選ばれなかったので相当ダメだったことは伺い知れます。
下の絵はそのダメだった作品たちです。
ちなみに自分はあの森鴎外氏の著作の「舞姫」を読んで描きました。

主となる舞台はドイツ。そして作中繰り返し登場するブランデンブルク門を描きました。
作品の持つ悲壮感とか寒さとかを意識して描きました。
もっとおもしろい構図があったんではないか?と反省しました。

ヒロインのエリスのイメージを描きました。
あまり具体的に描きすぎるは違うかな、と思いなるべく省く方向で描きました。
結果、パッと見なんだかわからないという一番ダメなことになりました。
あと淡白すぎるな、と反省しました。
舞姫は文体が古すぎて読み解くのに苦労した。あと資料集めがなかなかに難航した。あと1点目(ブランデンブルク門)でやけに時間がかかってしまい2点目をしっかり描ききれなかった。
とかいろいろ言ってますが、仕事となったら当然そんな言い訳は誰も聞いてはくれぬだろうし、上手い人はそれでもしっかり表現するわけで、要はおまえが甘いんだよ。
という総括になりました。
選ばれないのには理由がある。
追伸
諏訪敦さんのお仕事を拝見して腰をぬかしました。