huyu shogun

日に日に寒くなってきています。冬感が増しています。
なんて書くと雪国の人々は、「こっちはもう雪降ってんだよ。積もってんだよ。呑気なこと言ってんじゃねぇよ。」と怒るかも知れない。
自分も元々は雪国育ち。重々承知しております。苦々しい雪掻きの記憶が思い出されます。
あれは嫌だったなぁ。仕事に行く前に雪掻きをして、職場でも雪掻きをして、家に帰ってから雪掻きをして、連日降り続くと体中筋肉痛。嫌がらせである。誰の?知らん。
今は都会でぬくぬく暮らしている。この時期になると少しうしろめたい気持ちが湧く。これからどんどんしんどい季節になって行くんだろうなぁ。
なに。んな事言ったら冬なんもいいことねぇみてぇだべした。
そんな事は無い。じゃあ何?いいこと。そうだなぁ・・・スキー、スノーボード等々ウインタースポーツに興じる、というのもあるが生憎自分は一切やらない。じゃあ何。
酒。日本酒。熱燗。これじゃよ。
鍋料理とかおでんとか、温かい料理を突きながらお猪口で以て口をすぼめつつちびちび飲む。想像しただけで温かそうだしおいしそう。
なんてな事を言うと、随分と日本酒の知識があってさぞ好みもうるさいんでしょうなぁ、と思われるかも知れないが、全然知識とか無いです。好みも無いです。

無かったんですが、この間、なんとなく購入した山田錦をお燗して飲んだところ非常においしく感じてしまい、今までカップ酒で充分満足していたのにもう不満。
これはまずいことになったなぁ、と思う。山田錦はワンカップ大関よりは値が張るので、経済的な理由でおいそれとは買えないから。まいったまいった。

故郷に思いを馳せていた筈だったが、山田錦は故郷と全然関係なく、更には絵と一切関係ない内容。完全にやっつけ感満載の記事になってしまいました。まぁ上げるけど。

故郷の酒に関しては、後日しっかり飲んで記事にします。

青山の風景

ダ・ヴィンチ12月号で初

「モトコさんの貸本屋」1

 これは紛うことなき自分の描いた絵です。
自分の描いた絵なのですが、今現在、株式会社KADOKAWAさんより発行されている雑誌「ダ・ヴィンチ」12月号に掲載されている、乾ルカさんの短編小説「モトコさんの貸本屋」の扉絵に使用されています。
は?なんで?と思う方も在るかと思うので説明いたしますと、この度ご依頼を頂いて描かせてもらいました。
つまり、イラストレーターとしての初仕事の機会を得たのです。そして無事役目を果たす事ができたのです。

やりました

お話しを頂いた時は我が目と耳と脳を疑い、数秒体が固まりましたが、気を取り直すとどうやら現実。これは頑張らなくてはいけないところやで!と真面目に思って、打ち合わせや資料作りも真面目に取り組み、真面目に制作しました。
結果、ご依頼頂いたデザイナーさんをはじめ原作者の乾さんにも納得頂けたと同時にお褒めの言葉まで頂戴できて、良かった。本当に良かった、と安堵しました。そして嬉しい、素直に嬉しい。

このブログを始めた当初から見ていた方々の中には、このぼんくらはいつになったら仕事をするのか、と思っていた人もいらっしゃると思います。また、絵を真面目に描き始めた頃からの知人の中には、もういい加減やめたらどうだ、とか田舎に帰れ、とか思っていた人も在るかと思います。

はは、やめなくてよかった。田舎に帰らなくてよかった。良い仕事ができました。

とは言え、継続していかなくては意味が無いので、まだまだこれから。
そうなのです。

「モトコさんの貸本屋」2
こちらは挿絵。物語冒頭のちょっと不思議な雰囲気と、物語のキーとなるおばあさん「モトコさん」の暖かみのある感じを踏まえて鉛筆で描きました。モトコさんの手です。
「モトコさんの貸本屋」3
こちらも挿絵です。物語中盤から後半にかけての、現実の世知辛さがじわじわ忍び寄ってくる展開から連想して描きました。

 原作の「モトコさんの貸本屋」は、短編ながら内容の濃い作品でした。
冒頭の、どこか幻想的で暖かなやさしい描写から一転、後半にかけて坂道を転がる様に現実感が増していく展開は、読む人の感情が複雑に動くと思います。それを経て、最後に主人公が見出したものに、自分は平穏とか安らかとか諦めとかいろいろ感じながらも、生きていく、と言うことの本質ぐらいのものを見た思いでした。
是非読んでみてください。

関係者の皆様、この度は本当にありがとうごさいました。
これを糧に、また精進して参ります。