2014/01/29
すみれの花は食べれるのか
新年を迎えて早くも一ヶ月を過ぎようとしていて、時間ってぼうっとしていると本当にすぐ経つなと思う。はやいはやい。すっかりいつも通りの街、いつも通りの駅、いつも通りの店、いつも通りのテレビ。
果たして今年は幸先が良いのか悪いのか?この一ヶ月を基に判断すると、結構ろくでもなくて笑える。年末、正月とはしゃぎ過ぎたせいか、ここに来て身辺不如意、つまり貧乏。蟻とキリギリスとはこの事か、としみじみ思う。そんな時に限ってあれが壊れただのこれが調子が悪いだの、地味に首を絞められる様な気持ちになり、ストレスがちみちみ溜まって全然晴れやかにならない。先が思いやられる。
昔、上京して間もない頃、同様に金が無い時期があった。何も考えずに上京したから無理もないのだけど、そのことを友人に話したところ、「金が無いときは絵を描いていればいい」と言われたことがある。この友人は自分が絵を学んでいた所で知り合った友人で、我々は修行の身なのだから金が無くて何もできないのなら良い機会。絵を描いて時間を過ごせば良いではないか、金も掛からないし。という意味で解釈して、それもそうだと同意した記憶。
しかし、絵を沢山描いたところで、実際その労力が金を産むというのはなかなか難しい。結局は手元にお金が無いことには変わりはないので、本当は何も解決していない。
解決はしないのだが、何故か自分は貧乏になる度にこの言葉を思い出す。思い出したり、口に出してみたりすると、ちょっと気が楽になる。心境としては半ばやけくそ、自分自身を嘲る、こきおろして開き直る。
そんなわけで、自分は今絵を描くぐらいしかできることがないので、絵を描いています。グループ展に参加する予定もあるので。
青山ダズルギャラリーにて3月4日からの「Black and White」展の part2 のほうに混ぜてもらいます。
金があろうが無かろうが、遊んでる場合ではないのだった。
そして
前述の友人が、奇しくも本日より、初個展を開催しています。
筒井早良 個展
「すみれの花の砂糖づけ」
会期は 1月29日(水曜日)から2月9日(日曜日)
営業時間は 12:00から23:00
場所は 手紙舎 2nd STORY
東京都調布市菊野台1-17-5
京王線「柴崎駅」より徒歩1分
詳しくは
http://tegamisha.com/
自分の絵とは全然違くて、白昼夢の様な、不思議に懐かしい何かしらの記憶の中の感情に触れる風景画、と思います。
こちらも宜しくお願いします。
