秋と春


青山のAoビル
 
 これは今現在、東京の青山に聳え立っているビルです。暗くなれば美しくライトアップされてとても目立ちます。残念ながら、ビル内には様々なお店が入っているのですが高価な為自分はほぼ用事がありません。外から眺めるばかりです。
 青山と言えば
自分は2年ほど、イラストレーション青山塾と言うところで絵を教わっていた経験が有り、その名の通り青山塾は青山で開かれているので、週に一度、青山に通っていた。もっと言えば、最初の1年は地元福島から通っていた。高速バスで。なので、東京都の中で最も印象深く勝手に親しみと言うか、自分の絵の原点はここ、みたいな特別な気持ちを想起させる場所だったりする。スタート地点と言うか。
だからなにという事も無いけど。

 当時の青山の風景と今の青山の風景を比べてみると、たった数年ではあるものの結構変わっている。上のビルは当時は無かったし、よく利用していたり目にしていた店が変わっていたり、建物自体無くなっていたり、ちょこちょこ変化している。良いか悪いかは別として、自分としては少しだけ寂しい。
「野菜畑」のおじさん達はどうしたかなぁ、とか「ボヤージュ」で一服したいなぁ、とか思ったりもするけども、もうないのでそれも叶わない。ちょっと寂しい。
 そんな事は青山に限ったことではなく、あちらこちらで起こりうることであるから仕方のないことなのだ、と思うからそんなに固執して考えたりはしないが、やはりちょっと寂しい。ちょっとね。

 朝9時に車に乗り、自宅から山をひとつ越えて隣の市の駅前に向かう。近場の有料駐車場に車を停めて、その駅前から出る高速バスに乗り込んで東京駅へ。約4時間後に東京駅八重洲口に到着、八重洲の地下街の食堂で昼食を摂って授業の時間まで何をしようか、文庫本サイズの地図を見ながら考える。適当に暇を潰した後、早めに青山に向かい、青山塾近くにあったカフェで時間までひと休みして授業に臨む。2時間の授業のあと、塾で知り合った友達、あまり知らない人、先生でお茶(ビール)を飲む。または友達だけで連れ立って少しお酒を飲んで、宮益坂を下って渋谷駅へ。0時に間に合うように山手線で東京駅へ向かう。深夜バスに乗り福島に帰る。着くのは早朝5時。着いたら再び山をひとつ越えて地元の街へ。だいたい6時に家に着く感じだった。

すでに30を越えていたものの、その時間だけは20代前半のような心持だったような気がする。
あー恥ずかしい