2013/01/30
あしたのための其の壱
最近、パソコンをインターネットに繋げると(この言い回しは合ってるのかわかってない)、嫌でも目に入るPR広告の内容は決まって住宅賃貸情報だ。あの緑色の毛玉の化け物みたいなのが蠢いてるやつ。なんでそんなことになっているか、あくまで推測だけども、一度二度とその毛玉がイメージキャラクターの住宅情報サイトで、賃貸物件を検索した為に、どなたかが気を回してくれて、そのサイトの広告と物件の情報を、頼みもしないのに見せてくれているんだ、と思う。頭が下がる。
賃貸情報を閲覧した、と言うことは、自分は物件マニアでは無いので、新たに部屋を借りる腹積もりなのだ。つまり引越しするのだ。三月末までにするのだ。
なんで?理由はこの場で言う程の事でもないし、誰もたいして知りたくも無いと思うので割愛するが、とにかく、そのところどころ賃貸情報に埋められたパソコンの画面同様、自分の脳みそも、一定程度引越しの事で埋まっている。
悩みに悩みぬいてやっと決まった部屋の隣の住人の方が、わけの分からない人だったらやだなぁ、とか、最寄のコンビニが夜はアウトロー達の溜り場だったらやだなぁ、とか、やっすいスーパーが近くにあるといいなあ、とか、近所に撫でさせてくれる猫がいたらいいなぁ、とか、不安と期待、ふり幅の広い思考が湧いては消える感じ。
こういう状況を楽しい、と言う人もいるようだが、自分はあんまり楽しめてない。ほんとに引越しできんの?という漠然とした不安の方が大きいので、今のところ目の上のタンコブ、みたいな感じが否めない。
しかし、自分も年齢的にはいいおっさんなので、引越しぐらいさくっと完遂してみせる。
できますよ、それぐらい。なに言ってんすかー、ははは
きっと四月には、新しい気持ちでスギ花粉と春の日差しに包まれているに違いない。
