2012/12/27
本文と絵は関係無くなってしまったぁ
きせぇーつうがぁとかぁいでぇは わからないーだろぉとぉぉおおーと、昔歌った人があったけど結構わかる。夏は暑いし冬は寒い。春一番は吹くし、木々も紅葉する。結構わかる。
そして、季節は巡って今年も終わろうとしている。早い。
よく「年を取ると一年が早くなる」と耳にするが、あれは自分はマジだと思う。ほんとに早い。恐ろしいくらいですよ。
年齢を重ねると、ひとつひとつの出来事に対する新鮮味が薄れ、いちいち感動もしないし印象も弱いので、時間が経過したと実感しない、結果一年が早い。と或る人が考察していた。ほんとかどうかはわかりませんけど。
じゃあそんなに印象的な事件が無かったのか、振り返ってみよ。
あった。今年はまず、実家に帰省したのだが、東京のアパートに戻って来て部屋に足を踏み入れて「ややっ?」っとなった。
何故かというと、ごみ箱に捨ててあったはずのバナナの皮が、ごみ箱の外に飛び出して、まっ黒になって干からびていたのだ。
「?」と思ってごみ箱をまず見ると、なんだか引っ掻き回したように不自然な感じがした。次に畳を注意深く見渡してみると、でっかい埃の塊が幾つか落ちていた。違和感を感じた。一体何があったのか?ひょっとして空き巣にでも入られたのか?しかしこの部屋に金目の物など無いし、タンス、ひきだし等は荒らされていないし・・・
得体の知れない不安を感じつつも、被害が被害と言ってよいのか分からないぐらいの微妙な感じだし、6時間電車に揺られてきた疲れもあり、考えるのが面倒になってその日は早々に寝てしまった。
そして、寝ていたらなんだか聞いたことのない物音がして半覚醒みたいな感じになり、ぼんやり音を聞いていて、はじめはお隣さんかな?と思っていたのだけど、そのわりには音の輪郭がはっきりしてるじゃないか、これ、この部屋じゃね?という思考にようやく至り、飛び起きて電気を点けた。
するとどうでしょう。拳ふたつぶんくらいの大きさの真っ黒いもさもさの塊りが、物凄い早さで柱を駆け上がり、鴨居を突っ走ってエアコンの横に姿を消した。
その様をあっけに取られて眺めていた自分は思った。あぁ、ねずみだ、と。
ゴキブリはちょくちょく見かけるが、ねずみが部屋に侵入したのははじめてだったので驚いた。動物が勝手に部屋に入ってきて、食料といわずなんでもかんでもかじっていく、と言うのはかなりのストレス、というか恐怖で、外出して帰ってくると、来てないかな?かじられてないかな?と警戒、点検をし、寝る際は明るくてうるさい方が来ないだろうと、蛍光灯、オーディオを点けっ放しで寝る、などいろいろ対策をした。したけども効果は無く、結局やって来るので、薬局に行きねずみ避けの芳香剤みたいなのを買ってきて、これが結構効果がありなんとか事なきを得たが、一ヶ月くらいはねずみ問題に頭を悩ませていたと思う。
その後もちょらちょら天井裏を駆け回っていたねずみは、大家さんが呼んだ業者の殺鼠剤が効いたのか、それとも掟破りの隣人による猫投入効いたのか、一切姿を見なくなった。良かった。
しかしこの事件が今年一年を占っていたかの様に、その後もろくな事がなく、その対応に右往左往していたらもう歳の瀬、思い出すのもやんだ、おらやんだ、と思うのでもう思い出しません。
そんな一年ももう終わり、来年は良い年にしたいなぁ。みなさんも良い年迎えてください☆
