その執念がキモがられる場合もある

 長いことぶん投げたまんまでしたこのブログ。
辞めたわけではない。
なんというか、今年は様々なことがうまいこと回らない感じがしている。
そんな大層なことはないのだが、小さい、細々とした事象がうまく回らず結果全体がうまく回らない、
みたいな。
そんなわけなので、なんとなく晴れ晴れとした気持ちになれないで日々を過ごしています。
よくない。
 
最近読んだ本、と言っても漫画なんだが本には変わらない、がとても良かった。
望月ミネタロウ先生の「ちいさこべえ」という作品なのだが、初版が2013年から2015年ということなのでだいぶ後追いということになる。
迂闊だった。全然知らなかった。
「お茶の間」を読んで以来ファンのつもりでいたのだがスルーしていた。
情報を得て以来、最寄りの書店で探したが売っていない。自分が間抜けで見つけられないのかと思い、店員さんに助けを求めるもやはり無い。注文すれば良い、と促されたがそれはなんとなく面倒な気がして遠慮した。仕方ないので中古を扱っている店まで範囲を広げて探したら、あっけなく1巻から3巻まで見つかった。
最終巻の4巻だけが無く、二駅ほど離れたところにある、名の知れた漫画に特化した古本屋で探したが無かった。
諦めてネットで買おうかと思って、駅に向かって歩いていたら無闇に大きい書店があった。
ダメで元々、いわゆるダメ元の気持ちで入店、コミックは二階ということなのでエスカレーターで二階に上がった。
広い。どのくらい広いかというとそれはちょっとうまいこと言い表せないが、あほのように広い、そのわりに人がいないコミック売り場の本棚を、全部探してたらきりがないので当てをつけて探す。
すると4巻だけあったので迷わずレジに行き、あまり太陽の光を浴びずに生活してそうなか細い声の店員さんにお金を払って購入した。
やっと。
文にすると数秒で済む話だが、実際に探した身からしたらやっとって感じ。

インターネットに慣れ親しんだ人々ならば、そんな探し回らなくてもAmazonで買えばイージャンと言うと思う。
しかし自分は、買い物はできればお店で現金で買いたいと思っている古いタイプの性質なので、Amazon等のネット通販のほうがめんどくさく感じてしまう。

探している最中、本が売れ無いとよく聞くが買いたい本が売っていないのでは買いたくても買えないじゃないか、と思ったり、しかし本屋さんサイドも長期在庫になる確率が高い商品をそうそう置いておけぬか、とか本屋さんの商品発注の流れとかってどういう感じなんだろう?とかいらんこと考えたりした。

で、どんな作品かというと、ネットで検索すればだいたいわかると思うので、自分が言うまでもないので言いません。

「どんなに時代が変わっても人に大切なものは、人情と意地だぜ」
という作中の言葉がつよく染みました。


隙間に生える草

草が幸せか

 東京は夏のような暑い日が続いている、と書こうと思ったら今日は涼しい。
西の方は梅雨入りしたというニュースを聞いて、時期にこちらもそうなるんだなと、当たり前だけど思う。
湿気が多くて洗濯物も片付かない、どちらかと言えば嫌いな時期なのだが、そうやって季節が巡っていくのが当たり前、いつも通りなことと思っているので安心するところもある。
最近、自分の中の「当たり前」が通じないことが多いような気がするから尚更。
梅雨が過ぎれば夏が来る。
今年の夏は猛暑になるとテレビで見た。猛暑はイヤだけど変わらず夏は来て欲しい。

テレビと言えば
最近テレビを見ていると気が滅入るというか、いやな気待ちになることが多い。
それはなぜかというと、クレーマーみたいな人がよく映るからだと思う。
自分はサービス業、接客業で社会と関わってきた。今もそう。
なのでクレームの対応も少なからず経験がある。
お詫びして話して納得して貰える人はもちろんいるのだけど、全然話しが通じない人がいる。
まじで全っ然通じない人がいる。
客観的に見たら理不尽だなぁという主張を、自分の中のルールによって正当化して鬼の首を獲ったかのように
自信満々で訴えてきてこちらの話しは一切聞かない。通じない。
人間に対して絶望する場面だ。
そんな場面で感じるいやな感覚を、最近テレビを見ているとお手軽に体験できてしまう。
なのでよく絶望している。
いやでいやでしょうがない。

見なきゃいいじゃんで済む話しなのかもしれませんけどね。。。

そんなヘドロみたいな中から希望を見出して明日に向かって生きるぞ!


影絵

3枚目

いろいろと動き回っていたら
いや言うほど何かしてたわけじゃない気もするが、時間が過ぎていた。
窓の外の木は緑の葉っぱが茂っていて、風に揺れている。虫も飛んでいる。

前回の続きの三枚目を紹介します。

町田康 著「きれぎれ」より

町田康さんの「きれぎれ」をテーマにして描きました。
芥川賞受賞作です。
絵描きの「俺」の趣味はランパブ通い。高校を中途で廃し、浪費家で夢見がちな性格のうえ、労働が大嫌い。
金に困り、自分よりも劣る絵なのに認められ成功し、自分が好きな女と結婚している吉原に借りにいってしまうが。。。
(文庫本裏表紙のあらすじより)
偏屈で世間を小馬鹿にしている主人公が、その世間に翻弄されている様は、文体を伴って滑稽に感じますが、
わりと身近な心の動きであると感じてハッとしたりします。
また、執拗かつ淡々とした情景描写から、主人公の心情をも表現しているような文章の味わいや独特のキレは、
小説を読むことの快感を味わえると自分は思います。思っています。(個人の感想)

本文最後の「青空。きれぎれになって腐敗していて」の一文と、作品全体のイメージを加味して、
白と黒が逆転した空を描いてみました。
しかし、町田康さん独特の、落語のようなちょっと脱力したような雰囲気は出せなかったと思いました。
まだまだだな

ホームページ

 遅ればせながら
ホームページを作成いたしました。

https://www.uenoyukio.com

よろしくお願いします。

画像は全然関係ないperfumeのa-chanの模写。

模写 a-chan

2枚目

 あちこちでいろんな花が咲き始めて、いよいよ春かなと思わせる雰囲気を感じ取れてなんとなく高揚する。
なんつってたら昨日は真冬の寒さで、関東でも雪が降ったりして驚いた。
今年の東京は花見のタイミングが難しそう。

さて、前回に引き続き先日のグループ展「Black & White part2」で展示した作品を紹介致します。

川上弘美著 「クリスマス」より

 川上弘美さんの著作の短編「クリスマス」を読んで絵にしました。
話のすじとしては
主人公「わたし」が、友人から青空市で購入したという壺を預かる。ふとした時に壺をこすったところ、煙と共に「コスミスミコ」と名乗る女の子があらわれて。。。
というとおとぎ話のようですが、舞台は現代社会のようです。
 熊とピクニックに行くデビュー作「神様」が表題作の短編集に収録されています。
河童や人魚が出てくる他の収録作に比べると、わりと普通な内容に感じました。登場人物が全員いちおう人間だからでしょうか。しかし馴染みすぎて、逆に変な感じもします。
このころの川上弘美さんの作品の自分の印象は、静かに狂っているという感じで、得体の知れないものが登場するんですが、それが当たり前のように、話が淡々と展開していくのがそう感じるんだと思います。
その得体の知れないものとの関係性が、どうなっていくのかが読みどころなのかなと。
もっと言えば、普段の暮らしにおいて、自分以外の生き物は皆何を考えているかわからないとも言えるので、作中に登場する得体の知れなもの達はその比喩なのかもと考えることもできる気がします。
自分以外、他者とのつながりを書いているのかな、と愚考したりしてます。
誤読かもしれませんが。

今回描いた絵では、「日常に混じる違和感」を意識して描いてみました。